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午後6時50分 一歩踏み出した瞬間の
立ち込める夏の空気が好きだ 凝り固まった頭をふんわり包みこんで すうっと一面に広げる そうすると目の前は一気にきらきらとして どこまでも行けてしまう 不親切なパズルをうめる過程で 私は何度も息をつき、また懲りもせず潜る そして残酷にも終わりをつげる声で顔をあげる 私が投げたかった超スピードのストレートは けして選べなかったわけではなかったのだ ただ私が テレビではよくも見えない変化球を投げ続けようと 自分で決めたのだった 私は、何でもできたんだ。 たった一球のその魅力に敵うものなんて 何もないけれど 私が、それをあえて選ばなかったのだとしたら 頑張らないわけにはいかないなあ と思う |
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